業界の裏話①

今回は、外構業者を比較検討される際にぜひ見極めて頂きたいポイントをご紹介します。

結論から言うと、「商品のメーカーが統一されているかどうか」で、統一されている提案は業者主体、バラバラな提案はお客様主体といえます。

商品とは、大きく分けると材料（タイル・石材・化粧ブロック 等）と金物（カーポート・フェンス・門扉 等）があります。材料のメーカーを統一するか否かで何が変わるのか、業界の裏話をお伝えします。

＜メーカーを統一する業者の理由＞

・商品のセレクトが楽で簡単に統一感が演出でき、設計と打合せ業務の時短になる

・商社と価格交渉がしやすく原価を下げられる（お客様の見積もりには反映されない）

・そのメーカーのコンテストで受賞が狙いやすい

メーカーを統一するメリットは、実は業者側にのみ恩恵があり、「お金を残すため」の建設業界の古い慣例です。

数字だけを考えれば、メーカーがバラバラということは、設計・発注・管理業務の手間が著しく増え、原価が下げにくくもなる悪手と言えます。

メーカーはたくさんありますが、それぞれ商品に細かく得手不得手があります。実際の見た目の良し悪しも本当に様々で、お客様主体で本当に良い提案をしようと思えば同じメーカーで統一するなど本来は絶対あり得ない話です。

お客様は自分だけのオリジナルのコーディネートにしたいし、美しく使い勝手が良いに決まっているので、弊社は優れた商品のみを選んでご提案しており、結果としてメーカーは見事にバラバラです。

お客様主体で考えるなら、同じ敷地や同じ生活様式〜同じ住まいが無いのと同じで、同じメーカーで提案を統一できるはずがありません。

「本当に私たちのことを考えてくれているか」を見極めるポイントとして、ぜひ参考にしてみて下さい。